大人の矯正
大人の矯正
歯列全体を対象にしたスタンダードなインビザラインで、マウスピースの枚数(移動回数)や治療期間に制限がありません。一般的にインビザラインで使用するマウスピースの枚数は、50枚以内でおさまるケースがほとんどですが、歯を大きく動かす難症例の場合、この枚数を超える可能性があります。でこぼこが大きい歯並び、八重歯、出っ歯、抜歯が必要な場合など、様々な症例に適応することができます。また、治療途中の治療計画の変更や治療の延長といったケースにも、コンプリヘンシブパッケージであれば柔軟に対応することが可能です。
歯列全体を対象としたパッケージです。マウスピースの枚数に制限(26ステージ)があるため適応する症例が限られています。奥歯を含む軽~中程度の不正歯列が適応になります。
前歯部分に特化したパッケージで、すきっ歯や出っ歯などの軽度の不正歯列が対象となります。部分矯正や矯正治療後の後戻りのリカバリーに適しています。スタンダードなコンプリヘンシブパッケージでは、作製できるマウスピースの数や治療期間に制限はありませんが、ライトパッケージは約7カ月(14ステージ:1ステージ2週間)で治療が終了となる軽度な症例に限定されます。短期間で治療が終わる、治療費を安く抑えられるといったメリットがあります。
インビザラインのなかで最も軽度な症状を対象とした治療システムです。前歯の多少のズレやすきっ歯などの軽度の不正歯列や矯正治療後の後戻りの改善に適しており、ライトパッケージよりも、さらに軽度な症例を対象とします。3~4カ月(7ステージ:1ステージ:2週間)で治療が終了する症例に限定され、歯の移動範囲も前歯と第一小臼歯に限られますが、短期間で治療が終わることや治療費を安く抑えられるメリットがあります。適応となる症状が限られます。
Goシステムは、前歯から手前の小臼歯の矯正に特化した治療システムです。軽度の八重歯やがたつき、前歯のすき間などを整えたり、インプラントやラミネートベニア治療の補助として使ったりと部分的な矯正に適しています。対象範囲が近いライトパッケージと異なり、ケースアセスメントという評価機能(アライン社が提供するアプリを使用)が用意されています。これにより数分間でGoシステムによる治療が可能か判明します。
Goプラスは第一大臼歯を含んだ軽度の歯列不正に対応しています。前歯のねじれや位置がGoの範囲を超えてしまった場合や、第一大臼歯が傾斜している場合などが適応になります。
一般的な矯正で用いられるブラケットやワイヤーを歯に装着せず、マウスピースを使って歯並びをきれいにする矯正治療です。当院ではインビザライン※というマウスピース型装置透明な素材でを使用しています。目立たず、周囲に気づかれることなく矯正治療が受けられるという特徴があります。取り外しが可能で普段通りに食事や歯みがきをすることもできるのでむし歯になるリスクをできるだけ少なく矯正治療が受けられます。
クリンチェック(治療計画)をもとに作製された治療段階ごとのマウスピースを装着し少しずつ歯を動かして歯並びを矯正します。1日20時間以上の装着が必要となりますが、金属アレルギーの心配やワイヤーの外れ、ブラケットによる痛みといったトラブルはなく、矯正期間中も快適に過ごしていただけます。
※インビザライン:1997年に米国アライン・テクノロジー社により開発されたマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置で、日本では2006年2月より導入がスタートしました。
歯並びのお悩みや治療に関する疑問などを丁寧にうかがうことから始まります。マウスピース矯正の治療内容やメリット・デメリット、費用などを説明いたします。歯の矯正には複数の治療法があるので、選択に迷われることもあるかと思います。最終的に選択されるのは患者様ご自身ですが、選択のための詳しい説明や豊富な選択肢をご提案し、最適なご決断ができるようなカウンセリングを心がけています。疑問や不安があれば、どんな小さなことでもご質問ください。
精密検査ではスキャンデータのほかにレントゲン撮影、顔や口内の撮影を行い、精密に歯並びやお口の状態を把握します。その際、一緒に鏡を見ながら一つ一つ確認し、記録を取ります。それをもとに設計をし、治療計画の立案をします。
精密検査の結果をもとに作成した治療計画についてご説明します。どのくらいの期間をかけて、どう歯を動かしていくのかシミュレーションをお見せします。ここでも気になる点や疑問点がございましたら些細なことでもご質問ください。
治療開始決定、発注から治療開始までおおよそ3週間程度かかります。
マウスピース型装置が届いたら治療開始です。IPRといって歯と歯の間をわずかに研磨し隙間をあけたり、アタッチメントという樹脂の突起を歯に付与します。1つのマウスピースで最大0.25ミリずつ歯が移動するように設計されており、2週間ごとにマウスピースを交換しながら(年齢によって交換時期は変わります)治療を進めます。1日に装着する時間は20時間以上です。
目指す位置まで歯が動いたら、その状態を維持できるように保定を行います。
保定用のマウスピースをはめていただきます。歯の保定が終了しても夜寝るときは装着していただくと食いしばり、歯ぎしり対策になります。
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